2007年に行政として初めて造った樹木葬墓地「横浜市営メモリアルグリーン」の登場後、2012年には東京都で初めての樹木葬墓地(樹林墓地)が小平霊園にオープン、その後現在に至るまで樹木葬墓地は増え続けています。
樹木葬墓地の宣伝広告も増え、墓地を探す人にとっては一般のお墓、霊園と同じように樹木葬墓地も認知度が上がり、比較検討する人が増えてきましたが『樹木葬とはどんなお墓なのか?』『色々あるけど違いは何?』という質問が増えてきています。
まだまだお墓として歴史が浅い樹木葬墓地、いったいどんな種類があるのでしょうか?
【里山型合葬樹木葬墓地】
自然林等の緑地に直接遺骨を散骨するタイプのお墓。墓石等の墓標は無く、自然回帰・エコロジー的な考えの方が選択されることが多い。自然の山林にある墓地なので比較的郊外地にある場合が多い。
【合葬樹木葬墓地】
花壇のような墓地施設の中に直接遺骨を散骨するタイプのお墓。
都市部にある合葬樹木葬墓地は比較的小規模なものが多い。墓地施設内には散骨用の納骨スペースが埋設され、表面には芝生やタマリュウなどの植栽が覆われている。墓石等の墓標は無いものが多い。里山型合葬樹木葬墓地に比べると比較的都市部にも墓地がありお墓参りがしやすく人気がある。
【個別樹木葬墓地】
花壇のような外構構造物の中に個別の納骨棺に遺骨を埋葬するタイプのお墓。
合葬樹木葬墓地とは異なり、遺骨を家族だけで使用できる専用の納骨棺が設備されている為他の人と遺骨が混ざらず一般的なお墓の様に使用できる。納骨棺の上には墓石が設置できるものが多く、家名や戒名などを刻字するスペースがある。墓地施設内には表面には芝生やタマリュウなどの植栽が覆われていることが多い。
まとめ
樹木葬墓地といっても時代のニーズとともに色々な形のものが増えてきています。
樹木葬のイメージと言えば里山型樹木葬墓地のようなイメージをお持ちの方が多いと思いますが実際にお墓を持つ際にはご自分やご家族、お参りされる方のことなど、購入後のことを考えて選択されると良いと思います。樹木葬墓地は一般的な普通墓地に比べると廉価でお墓を持つことができますが、故人の供養の為に求める大切なものですので安心してご供養ができる環境、後悔しないお墓を持ちたいものですね。
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