最近は少子化や高齢化の影響でお墓の跡継ぎ、お墓の後継者が少なくなり、
お墓を維持管理できない方が増えています。
お墓は家長である男子が引き継いで代々まもっていく様な仕組みでしたが、少子高齢化社会になるとそれが難しくなってきているわけです。子供がいても女子のみのご家庭では、その女子が結婚することで嫁ぎ先のお墓を守ることになります。生まれた家(自分の家)のお墓がある場合は2か所のお墓を守ることになるのです。
我が国の出生率は令和3年で1.3人、第1次ベビーブーム期(昭和22年~24年)の4.3人だったことを考えると家族の形が全く変わってしまったと言えますのでお墓のカタチが変わることは当然で、代々継承するお墓を求めずに個人を供養するお墓、樹木葬や永代供養墓のニーズが近年急激に増えています。
後継者に不安がある場合に問題になること
後継者に不安がある方はお墓の後継者がいなくても無縁墓にならないお墓を購入することが大切です。なぜなら後継者がいないのに代々継承するタイプのお墓を購入すると、いずれ無縁墓になってしまうからです。
無縁墓とは管理する人が誰もいないお墓という意味で、墓地の清掃やお墓参りをだれもしないことで荒れ果てたお墓になってしまいます。墓地の管理上も問題がある為、いずれ墓石も遺骨も処理されてしまう場合もあります。
お墓は一度建てたら何もメンテナンスをする必要が無い様に思われますが、住宅と同様で一定期間で修理をする必要があるものです。何もしないと雑草がお生い茂り、石材の倒壊や傾きなどで周囲の墓地をお持ちの方に迷惑や被害を与えてしまうこともあります。
後継者に不安がある方がお墓選びで注意したい事
不幸がありお墓を急いで購入しないといけない状況では冷静な判断はできません。
お墓は元気な時に、ご自分の家族全員で真剣に話をすることが大切です。
「我が家にはどのようなお墓がマッチするか?」
「現在募集している墓地や霊園はどこにあるのか?いくら位なのか?」
など情報を集めた上でお話すると具体的な方向性が見えてきます。元気な時にご家族でお墓のことを話す機会はなかなかありませんが、万が一の時に残されたご家族が悩まない様にすることをお勧めします。
解決事例
1
家族構成 | 四人家族(本人80代/妻70代/長女40代:結婚/次女40代:未婚 |
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ご要望 | お墓を持っていないので将来の為に探している。子供が女の子なので夫婦が入れるお墓を希望している。 |
ご提案
代々継承するお墓(永代使用権を購入するお墓)ではなく、後継者がいなくても無縁墓にならないタイプのお墓【永代供養墓】【樹木葬墓地】【使用期限付き墓地】をご提案。
結果/感想
樹木葬墓地の中でも墓石が無くみんな同じ納骨棺に合祀される”散骨タイプ”と小さな墓石が付き自分達だけの納骨棺がある”個別タイプ”があったので悩んだが、家族を象徴するメッセージを彫刻できる墓石が気に入ったので樹木葬墓地を購入した。
この方の取得費用例
墓地使用料 | 30年使用300,000円 |
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年間管理料 | 10,000円 |
墓石代 | 200,000円 |
2
家族構成 | 夫婦二人家族(70代) |
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ご要望 | 子供がいないので夫婦が入れるお墓を探している。 |
ご提案
代々継承するお墓(永代使用権を購入するお墓)ではなく、後継者がいなくても無縁墓にならないタイプのお墓【永代供養墓】【樹木葬墓地】【使用期限付き墓地】をご提案。
結果/感想
見た目が立派な永代供養墓が気に入った。名前や戒名を記録できる銘板表札石を設置できる永代供養墓だったので自分たちが入る場所を記すことができたので購入した。
3
家族構成 | 本人と子供2人(本人70代/長男50代未婚/次男未婚) |
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ご要望 | 主人が亡くなったのでお墓を探している。自分と未婚の息子たちも入れるお墓が希望。 |
ご提案
代々継承するお墓(永代使用権を購入するお墓)ではなく、後継者がいなくても無縁墓にならないタイプのお墓【永代供養墓】【樹木葬墓地】【使用期限付き墓地】をご提案。
結果/感想
子供たちの年齢を考慮して50年の使用期限付きの墓地に決定した。墓石が付いている見慣れた形で立派だった点が気に入り、納骨の際に親戚にも褒められたので選んでよかったです。