最近、お墓の後継者に不安がある方やお墓に費用をかけたくないと考えている方に人気の樹木葬墓地ですが、買った後後悔しないようにするにはどの様なことを注意すればよいでしょうか?

合祀するお墓は注意

樹木葬墓地の多くは合祀散骨をするお墓です。合祀というのは他の方と同じ納骨棺に混ざって納骨するスタイルです。合祀墓は一度散骨埋葬した遺骨はあとから取り出せないので、将来引越しなどをしてお墓参りがしづらくなってもお墓を引っ越す(改葬という)ことはできません。
改葬は最近急激に増加していて、都市部への人口集中から郷里のお墓を今住んでいる都市部へ移してお墓参りにかかかる負担を減らしたいと考えているからです。
費用面や自分の好みだけで合祀散骨樹木葬墓地を契約し、散骨した後で事情で改葬をしたいと思っても改葬できなかった、、では困りますのでよく検討してから契約をすると良いでしょう。

合祀墓を生前に契約する場合の注意事項

お墓を生前準備する場合も注意が必要です。
「生前に自分の意思だけで樹木葬墓地を購入していて、亡くなった際に残された家族はそのことを知らなかった」
このようなことで悩んでお問合せされる方も増えております。
親が合祀散骨樹木葬墓地を買っていたことを親が亡くなった後に知り、残された家族の考えで故人の買っていた合祀散骨散骨樹木葬墓地ではなく自分たちも入れる一般的な墓地を購入するケースです。この方は結局親の買っていた合祀散骨樹木葬墓地を解約し、契約上支払った墓地使用料は返ってきませんでした。金銭的な損失だけでなく、故人の遺志を実行できなかったという心残りも引きづってしまいます。
子供に負担をかけたくない気持ちで購入した自分用のお墓。結果的には子供の為にならないこともありますのでお墓の購入の際は必ず子供等に相談をしてご家族で自分たちの家族にあうお墓は何か?よく話し合いをしてから購入してください。

子供がお墓を買ったことを知らないと大変

お墓を購入したことを子供さんに説明することも大切です。生前に親が樹木葬墓地を買っていたことを知らずに、親が亡くなってから違う墓地を購入してしまうケースもあるようです。一般的な墓石を建てるお墓であればこのようなことは少ないのですが、樹木葬墓地は目印になる墓標、墓石が無いことが多いので注意してください。

まとめ

樹木葬のお墓を買う際には慎重に判断することが必要です。比較的安価で簡単に購入できますが、お墓はご家族にとっての象徴になる存在です。子供、後継者がいる場合は、自分たちの家族にはどんなお墓が良いのか?慎重に家族会議を行ってから購入したいものです。



横浜 お墓とご供養相談センター
お墓にまつわるご相談窓口 「お墓とご供養相談センター」
公式サイト: https://ohakanosoudan.org